本記事では、眼精疲労になっている人で、即効性のある対策であるツボ押しを中心にまとめました。
普段から目の疲れに悩まされている方、症状を改善したいと思っている方は是非お試しください。
目の疲れを感じたとき
眼球体操・ツボ押し
眼球体操は、目の周辺の血行をよくすることです。緊張している筋肉をやわらかくして目の疲れに効果的だと言われています。その方法は顔を動かさないで目元だけを左右や上下に数秒ずつ動かしていくだけなので
誰でもできます。目の疲れによいとされるツボを押すことがおすすめです。
目を温めることと冷やすこと
目を温めることで血行をよくします。目の筋肉の緊張もほぐれるのでおすすめです。
蒸しタオルを使い、まぶた全体を温めると疲れ目を緩和させることができるのです。蒸しタオルの上からツボ押しをするとさらに効果があります。
蒸しタオルと冷やしタオル
濡らして絞ったタオルをラップで包んで電子レンジ500w〜600wで30秒から60秒くらい加熱するだけです。
タオルを軽くほぐして目の上に乗せやすい形にしてまぶたの上に載せます。5分〜10分程度目を温めましょう。
目が充血しているときは、温めずに冷やすほうが良いです。冷やしタオルや市販の冷却タオルを使います。
冷やしタオルは水で濡らしたタオルをビニールに入れて冷凍庫に入れるとすぐ出来ます。
目の疲れに効く目薬
疲れ目には目薬を使用することもおすすめになります。
ピント調節機能を改善する成分のネオスチグミンメチル硫酸塩や、ビタミンB12が含まれている目薬が効果的です。
コンタクトレンズの装着時には使えないものもあるので注意が必要になります。
眼精疲労に効果的なツボ
清明(せいめい)
清明の場所は、左右の目の目頭から鼻よりのくぼんでいるところにあります。
やり方は母指の腹でツボをあてゆっくり押しながら小さい円を描くように押します。このツボは、視力の回復や目のかすみの改善に効果的です。
目の充血や痛みなどにも効果があるのでデスクワークなど長時間パソコンやスマホを見ている人におすすめです。
魚腰(ぎょよう)
眉の中央の少し下のほうにあります。母指の腹でツボをあててゆっくりと押しながら小さい円を描くように押します。
目の充血や腫れや痛み、目のかすみに効果があるといわれます。
瞳子りょう(どうしりょう)
目尻のさらに指一本分外側にあるツボになります。中指の腹でツボをあて、ゆっくりと押しながら小さく円を描くようにして押します。
目の痛みや頭痛などに効果があります。
四白(しはく)
瞳の中心の真下指一本のところにあるツボです。人さし指の腹でツボをあてゆっくり押しながら小さな円を描くようにします。
目の充血や目のかすみ、目の痛みの他、めまいや頭痛にも効果があるといわれています。
太陽(たいよう)
こめかみから目尻に少しくぼんでいるツボです。中指の腹でツボをあてゆっくり押しながら小さい円を描くようにします。
頭痛やめまい、目の充血などに効果があるといわれています。
眼精疲労・後頭部に痛みがあるとき
風池
頭の後ろの髪の生え際で頭を支える僧帽筋の外縁にあるツボです。
両親指の腹をツボにあてて、他の四指は頭を支えて親指で強めに十秒くらいずつ十回押すようにしましょう。
肩こりや腕の疲れがあるとき
肩井(けんせい)
下を向いた場合に出っ張る背骨と肩のラインの中間です。肩の周りの血行をよくして首や肩こりに効果があります。
手三里(てさんり)
肘を曲げたときのしわあら手の方へ指3本分です。腕がだるいようなときには効果的です。
ツボを押すときにはお風呂から上がって血行が良いときがおすすめです。
目が疲れる理由
VDT症候群
VDTとは、ビジュアル・ディスプレイ、ターミナルの略です。パソコンとかスマホを長時間使うことで起こる健康被害です。
近距離でピントを合わせ続けると目の毛様体筋が緊張し続けて負荷がかかって目が疲れます。
VDT症候群は体にも症状が出ることがあります。近距離で画面を見続けていると肩こりや腰痛を起こし、不眠の原因にもなるのです。
VDT症候群は多くの人が感じています。放っておかないようにしましょう。
メガネやコンタクトが視力に合わない
ピントが合わないようなメガネやコンタクトを付けていると、毛様体筋に負荷がかかってしまうため目が疲れてしまいます。
メガネやコンタクトは、毛様体筋減らしてピント調節を矯正するものなのです。合わないものを使用していると頭痛とか吐き気が起こる場合もあります。
ドライアイになってしまう
ドライアイは、涙の量が減り、涙が目全体に行かなくなる状態のことです。
スマホを見るのに集中するなどさまざまなことが原因で瞬きの数が減少してしまうとドライアイになってしまうのです。
眼瞼下垂(がんけんかすい)
眼瞼下垂は、まぶたを開くための腱膜が加齢などの影響でまぶたが上げにくくなる症状になります。
悪化すると、視界がせまくなるので無意識にまぶたを開こうとするための負担や見えにくさから眼精疲労になることがあるのです。
目の周りの凝り
過度なストレスを受けたり、発散できないで蓄積したりすると筋肉のこわばりや血流に影響がでます。
肩こりは肩だけではなく、そのまわりの筋肉も凝っていて目の疲れを感じたときには目の周りの筋肉も凝ります。
ストレス過多が続くと、交感神経優位となるので副交感神経により自動調節される涙の量も減っていくのです。
老眼
老眼は、加齢により起こる、目の疲れや眼精疲労になることがあります。
40歳過ぎたころからその症状を感じるようになってきます。
加齢とともに水晶体の弾力性が失われてくるとピント調節機能が低下して近くのものが見えにくくなって目が疲れます。
まばたきが減る理由
まばたきが減ってしまうのは、コンタクトを付ける、パソコン・スマホを長時間使う、エアコンを長時間使う、寝不足になる、車の運転が多いなどの理由があります。コンタクトが涙を吸うため目は乾きやすくなるのです。
コンタクトをつける人はドライアイになりやすいので点眼が重要です。長時間エアコンにあたると乾燥してしまうのでドライアイになることがあります。車の運転をするときは、前方に注意が集中するのでまばたきが減るので休息をとることが大事になります。
夜は涙の分泌量が減り、夜更かしをすると目が乾きやすくなります。一般的に言えば、1分間に20〜30回まばたきをしていますがドライアイになる行動をするとまばたきは4分の1くらいに減ります。
ドライアイになるとゴミなどが入った際に目に傷ができやすくなるので注意しましょう。
自律神経の乱れ
ストレスを抱えると、自律神経が乱れ、体の調子も悪くなり、目も疲れます。
自律神経には交感神経と副交感神経があって、仕事などの活動のときは交感神経が働き、リラックス中は副交感神経が働きます。
ストレスを抱えてしまうと、緊張状態が続き、筋肉が緊張して負荷がかかります。目も疲れるので注意が必要です。
自律神経を整えるためには、ストレスを溜めないことが重要です。
ストレッチをしたり、ウォーキングをしたりするのもよくてゆっくりと入浴したり、ストレス解消には効果があります。
目の調節機能の低下
目の筋肉や神経に異常が起こると、目の調節機能が低下して目が疲れてしまいます。
遠視は、網膜にピントが合わないことで水晶体に厚みを調節して目が疲れます。
老眼は、加齢によって毛様体筋の働きが鈍くなることで、近くでピントが合わなくなり、見えにくくなります。
毛様体筋を鍛えるには
1. 目を強くつぶります。
2. 顔を動かさないで目だけで1回転させます。
1日2分続ければ効果があります。
まとめ
眼精疲労を感じたらまずは自分でできるケアを行ってみましょう。それだけでもスッキリし、午後の仕事も乗り切れると思います。
ただ、目の疲れがひどくなったり、慢性的に感じる場合は、一度フェイスオブアズサキュアにお越しください。
眼精疲労は目の周りだけでなく、目(顔)頭・耳・肩・首・背中とお疲れが溜まった部分をオーダーメイド施術いたします。